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KLX/D-TRACKER125用OFFアルミホイール前後セット [気になるアイテム]

KLX/D-TRACKER125用のアフターパーツとしては、久しぶりのご紹介となります。
今回は、オフロード用のアルミホイール前後セットです。
実は半年以上前から準備を進めていたのですが、何かと忙しく紹介するのが遅くなってしまいました。
海外より取寄せている部品もありますし、テストもしなくてはいけませんし、そうこうしている内に消費税が変わってしまったりもですね。
海外部品は未だに安定供給とはいきませんので、このホイールセットも入荷次第といった代物で大変申し訳ないのですが、ご了承の上ご一読下さい。

漸く商品化された「KLX/D-TRACKER125用OFFアルミホイール前後セット」はこれです。
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〇 リムはダートフリークさんが販売しているズィーウィール(Z-WHEEL)S30リム。
素材に700系アルミ合金を使用した断面形状で、強度と重量という相反する条件をバランスよく設計されているようです。
当たり前ですが純正のスチールリムより軽量で高強度ですし、純正リムでは難しかったビートストッパーが装着可能です。
軽量で高強度と言うのであれば、RK EXCELでもKX85純正リム(KLX125に流用可能)でも同じくTAKASAGO製なので信頼性は必要にして十分なのですが、高価である事は言うまでもありません。
その点、Z-WHEELであれば半額以下の価格なので大変お得です。

〇 ハブは、海外より取り寄せたものを使用しました。
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勿論、純正のハブを使用するに越したことはないのですが、ホイールセットの販売価格を抑えたいという単純な理由から断念。
そこで海外製品の登場な訳ですが、製品クオリティーという意味では一歩も二歩も後退してしまいます。
一見純正品と遜色ないのですが、仕上げが塗装されていたり無垢であったり、圧入されているベアリングにカラーにシールも二つのメーカーが採用されているようです。
今後のメンテナンスもありますので、純正ベアリング他部品と交換可能である事は確認済みです。
たまにオイルシールのリップ部分の内側にあるスプリングがなかったり、内寸の違うシールが付けてあったりしますので、そういった場合には純正シールと事前に交換しています。

〇 スポークに関しては、純正部品をそのまま使用しています。

以上の部品構成で組み上げたホイールに、ディスクやスプロケットを仮装着して実車にセットして作動確認。
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部品単体の状態で数値チェックして実車にセットして確認してありますが、組みあがったホイールの状態で念の為に最終作動確認をします。
ここまでして、完成したOFFアルミホイール前後セットに、ビートストッパー(リムロック)・リムバンド(人によってはガムテープ)・チューブ・タイヤをセットして、BC試乗車のD-TRACKER125に装着するとこんな感じです。
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この状態で、走行する上での問題点を幾つか・・・
・一般公道を走行するとすると、メーターの速度表示が実際の走行速度とは異なります。
・オフロード走行すると、ギヤ比がロングなので気になる人はスプロケ(チェーン)の交換が必要かも。
・サスペンションのストローク長が短い(フロントフォーク)ので、オフロード走行だと吸収性と運動性が不足ぎみだと思いますし、コース走行などではジャンプやフープスは難しいかも。
まあ、D-TRA125にOFFアルミホイール前後セットを装着する人は、本格的なオフ走行をしようと言う訳ではなく(KLX125であっても本気は無理ですが)、一台でONもOFFも遊びたいという程度だと思いますので、大丈夫だとは思いますが。
或いは、KLX125の重くて凹みやすい純正ホイールと交換する事で、軽量化と強度を求める人もいるでしょう。
その場合には価格が肝だと思うのですが、純正リムをZ-WHEELに交換しスポーク&ニップルを新品にし組替工賃まで考えますと、意外とどっこいどっこいの価格かも(BCだと)?
となると、お得なホイールセットとなるのですが、海外製のハブのクオリティーと耐久性を考慮すると絶対にお勧めと言うほどではありません。
BCとしましても、通常のリム組み工賃などを踏まえた利益と比較して、決して割に合う仕事ではありませんし(正直に言って)海外部品の入荷状況も一定しませんので、そういった意味では微妙。
それに、一回や二回ではない数年に渡る耐久性はと聞かれると、そこまでのテストをしている訳ではありませんので、はっきり言って自信なしです。
その信頼性を自ら確かめる為に、BC試乗車に装備してテストするようにしています。
手始めは昨年11月ののKawasakiオフロード運動会。
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この時のイベントレースでは私はKLX125で走りましたが、BCスタッフがD-TRA125のOFFホイール装着車で私と共にKLX250クラスに参加しました。
この時点では、Z-WHEELフロントリムがバックオーダーであった為に、フロントは純正KLX125用をリヤにOFFアルミホイールを装備しました。
車体の運動性は別として、OFFアルミホイール自体には何の問題も発生しませんでした。
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同日のKLX125クラスでは、体格に恵まれた恵まれ過ぎているBCユーザーがエントリー。
おいおい、その体格で、しかもD-TRA125で、テストを兼ねているっていうのに無茶するんじゃないよ。
ある意味強度テストとしては、これ以上ないシチュエーションではあるかも。
それもその筈、このレースの後で車体を確認したところ、リヤのアルミホイールはリムもハブも何ら異常はなかったのですが、フロントに関しては純正のスチールリムががっつり凹んでいましたからね。

その後も機会がある度に、BC試乗車のD-TRACKER125にOFFアルミホイール前後セットを装着して走らせていますが、問題は見受けられていないので耐久性は今のところ合格点を上げても良いのかなと思っています。

次いで、ONスチールホイール前後セットの紹介です。
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