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KTM FREERIDE250R/350貴方はどっち? [インプレ]

KTMの2015年モデル「FREERIDE250R」が数カ月遅れで入荷してきました。
毎度の事ながら、お待たせしている方々には大変申し訳なく思っています。
秋に間に合えば楽しいモターライフとなったのでしょうが、12月に入ってしまうと寒いし日が暮れるのが早いし冬眠してしまいそう・・・そんなこと言わずに楽しく走って下さい。
オフロードにシーズンオフはありませんから。
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昨年デリバリーしたものの入荷台数が極端に少なく、その殆どが関係者の手に渡ってしまった感があるFREERIDE250R。
1年経って漸く皆さんの手元にお届け出来ます。
でも、1年待った甲斐はありましたよ。
何と言っても2014年モデルで問題であった始動性が、スターターギヤを変更する事でセル一発で不安なく始動するようになりました(本来、当たり前の事ですけどね)。
それに VRLA(制御弁式)YTX4L-BSからリチウムイオンにバッテリーが変更されたのです。
始動性が悪い上に容量が少ないYTX4L-BSバッテリー(まるでスクーター)は直ぐ上がってしまい、頭を抱える場面もしばしばであったと思いますが、スターターギヤが見直されリチウムイオンバッテリーを搭載した2015年モデルは安心して乗って頂けるようになりました。
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にしても軽い軽いリチウムイオンバッテリー。
普通のバッテリーどころか、アフターパーツとしてのリチウムイオンバッテリーと比較しても圧倒的に軽い。
寸法としてはYTX4L-BSと同サイズなんですけど、あまりにも軽いもんですから、そもそもこのサイズである必要性があるのか?と思ってしまいます。
これで、本当に電圧降下が少なく長持ちしてくれるのであれば言う事なし。
価格も普通のバッテリーより安い位なので、今後他のモデルでも検討しようかな?

バッテリーのみならず、半乾燥重量(燃料含まず)91.5kgと軽量スリムな2ストロークFREERIDE250R。
2ストロークと言ってもモトクロッサーの所謂ピーキーな高回転型と言う訳ではなく、扱いやすく盛り盛り低速トルクを有しています。
半クラを多用することなく、スロットルワークのみで低中速エリアを難なくクリアー出来るエンジン特性、それでいてここ一発って時にはレスポンス良く拭け上がるパワー感。
正直に言って相当気に行っています。
遊び(レース)のフィールドによっては、上が足りなくなりそうでギヤ比に悩むところかも知れませんけど。
それと慣れていない方は、混合給油に躊躇してしまうかもしれまね。
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に対し、半乾燥重量(燃料含まず)99.5kgと少しだけ重量のあるFREERIDE350。
と言いましても、4ストとしてはとっても軽量。
スリムな車体に切れ角のあるハンドル、FREERIDE250Rよりも滑らかなトルク感。
普通だったらエンストしてしまうような低速セクションに於いても、ほんの少しのスロットルワークで車体の安定性を維持し、ホイルスピンする事無く地面を捉え前へ前へと押し出すようなエンジン特性。
(初期モデルでのトラブルであった燃料ポンプの故障も、なりを潜めているようです。何故か?)

うーーーん、悩んじゃいますよね。
仮にJNCCファンクラスレベルのレースにエントリーしたとして、無理なく無駄なく無難にレースを完走しようとするならばFREERIDE350、レース全体と言うよりもセクションを楽しみたい遊びたいマシンに乗っているんじゃなく動かしたいって人にはFREERIDE250Rといった感じでしょうか(分かり難いかな)?
かんたんに言って好き嫌い、好みの問題ですかね。
登録・一般公道走行・価格を天秤にかけてみるのも、一つの方法だと思います。
こんな表現をすると怒られちゃう(それは違う)と言われてしまうかもですが、究極のセローがFREERIDE350対して究極のCRM250RがFREERIDE250Rって言うのはどうでしょうか?
何れにしても楽しい遊び道具である事は間違いなし。
(反して、メーカーさんのいうところの、長距離を快適に走れるオールラウンダー/長距離ライディングも可能な快適性という言葉は無理があるかも・・・)

さてさて、貴方はどちらのFREERIDEを相棒としますか?
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