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250DUKEカスタム:ホイール&フレームスライダー [インプレ]

続いてのKTM 250(125/390)DUKE用輸入海外パーツは、
Front & Rear Wheel Slider Crash Protector(フロント&リヤ ホイールスライダー)と
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Aluminum Crash Protector Frame Slider Pad(フレームスライダーパッド)となります。
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ホイールスライダーと言ってもホイールに装着するのはフロントのみで、リヤはホイールではなくスイングアーム上側のネジ穴に取付ます(下側のネジ穴はレーシングスタンドフック用となります)。
KTMのPOWER PARTSでも設定されているパーツではあるのですが、真っ黒でちょっとばかし面白みに欠けるのと高価ですから、この輸入部品は”あり”なんじゃないでしょうか。
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スモールDUKE系用のパーツとなりますが、スモールRC系にも取付可能です。
ただしスモールRC系に取付ける場合は、フロントは同様でリヤはホイールカバーと共締めになりますので注意して下さいね。
更に言うならば、スモールDUKE系でもRC系の場合でも、マフラーをアフターパーツであるスイングアームの横出しに交換した場合、スイングアーム部分スライダーは干渉してしまいますので取付不可となります。
尤も、転倒してしまったら、スイングアームスライダーより先に横出しサイレンサーが地面に当たっちゃいますよね当然。

そして、もうひとつのプロテクターがフレームスライダーとなります。
POWER PARTSでは設定されていないスライダーですね。
KTMではクラッシュバーというパイプタイプのエンジン全体を覆うガードが、販売されています。
見た目はともかく実質をとるならばクラッシュバーの方が有効かも知れませんが、やっぱり見た目もお洒落じゃないとね。
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このパーツはエンジンサポート(ブラケット)と共締めで装着します。
ここでひとつ注意点が・・・割と良く目にするタイプの部品ですが、左側と右側ではエンジンサーポートの取付部分奥行が異なりますので要注意。
そのままでも取付自体は可能なのですが、右側の奥行が深い為に取付ボルトに空間が発生してしまうのです。
分かり辛い表現ですが、ボルトそのものにトルクがかかるのではなくスライダーベース部分とエンジンサポートが当たってしまう部分にトルクがかかります(浮いている感じですか)ので、NGなのかなと思います。
おそらくは、付属のボルトもネジが2~3山位しかかからないと思います。
勿論、今回紹介しているフレームスライダーは改良してありますのでご安心を。
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なのですが、もう一つ根本的な問題点もあります。
フレームスライダー=クラッシュパッドな訳ですから、万が一の際の転倒時に役立つ部品なのですが、ハードヒットするとスライダーよりもフレーム取付部分が損傷してしまうかも知れません。
スライダーが強固であればある程その負荷は他の部分に影響します。
フレームスライダーそしてエンジンサポートを取付けるフレーム部分は、フレームに溶接されている見るからに決して強固とは思えぬ作りをしていますから。

更にもうひとつ注意点があります。
これは社外のフレームガードやバックステップ等を取付けた際の問題点なのですが、これらの部品はエンジンをフレームにマウントする部分(ボルトやシャフト)と共締めになりますので、トルク管理が重要となるのです。
下手をするとエンジンサーポートが折れてしまいます。
ですから、これらのアフターパーツを装着する際には、全てのエンジンマウントボルトを緩めた上でエンジンを始動させ数分間アイドリング(出来れば垂直の状態で)させた後、規定の順番に則り規定トルクで締めつける必要があります。
要はエンジンのセンター出しが必須となる訳です。
実はこのエンジンのセンター出しは、アフターパーツ装着云々関係なしに定期的に行う事をお勧めします。
もともとセンターが?と言う事もあるかも知れませんし、走行していると捩れて?って事もあるかも知れません。
何の対策(点検)もしないで乗っていると、エンジンサポートがポキッと折れてしまう恐れが・・・(お近くのKTM代理店に相談してみては如何でしょうか)

等々の輸入海外パーツ、
信頼性?耐久性?精度?という不安がない訳ではありませんが、アルミCNC加工+アルマイト処理されている(中にはKTMロゴまで入っている)部品ですし、本国オーストリアには及ばないもののインドと比べれば”あり”のような・・・何と言っても安価ですからね。
ではありますが、装備するのはあくまでも各自の判断にお任せしまので御了承のほど。


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