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Kawasaki2020NewModel【KLX230/KLX230R】試走PartⅡ [インプレ]

<<【KLX230】の話をカワサキの営業さんから聞いた当初は、正直あまり興味が湧いてきませんでした>>ってネガティブイメージから、BCユーザーさん達の反応を経て、試乗会で実際に試走して、果たしてポジティブになれたのか?

「KawasakiモーターサイクルのメーカーHP」とか
「開発リーダーが語るKLX230のコンセプトとは」とか
「KLX230のスペック!待望の新型オフロードバイクの性能はいかに!」とか
「この度の試乗会で試走された代理店さんのブログ(HP)」とか
開発コンセプト?ターゲット層?
立場というより立ち位置とか
技術?経験?
使い勝手とか目的意識とか
比較対象とか
費用対効果とか
何と何を天秤に載せ計るのか?或いはその天秤そのものに意味があるのか?
正直に言って私自身、判断しきれていませんし思考も気持ちも定まりませんからインプレ何てとてもとても(このブログを綴り初めて3日が経過、依然として筆が進みません)。
さりとて、今回の試走を手伝ってくれた息子DaiとBCスタッフとBCユーザーと話している中で少しづつ・・・各々、個々、って事なんですよね。
2019.10.9 KLX230試走DAIKI.jpg
「軽量化や日常での使い勝手を考慮した快適性の面を踏まえた上でエンジンのボア・ストローク、バランサーの有無も含めてKLX230の排気量を決定しました。」
って事らしいのですが、皆さんが思う通り私も完全に理解出来た訳ではありません。
海外での免許制度とか税金とか法律とか、何か基準となる理由があるのではと諸々調べてみたものの分かりません。

そもそもKLX250の水冷DOHC4バルブエンジンがあるのに何故?
「低中速が痩せ気味で高回転でトルクが立ち上がる仕様でしたので、出力自体は出ているんですけど上手く扱いきるには高回転をキープする必要がありました。」
コスト/販売価格って気がしないでもないですが・・・
2019.10.9 KLX230R試走BOSS.jpg
「軽量で扱いやすく走破性があるモデル=デュアルパーパス、すなわちよりオフロードをより楽しめるモデルということに基づいて開発しました。」
確かに扱い易いです。
しかし、それは癖がないと言う事と同時にパワーがないと言う事でもあると思います19PS/19N・mですからね、しかもパワーウェイトレシオ?
そう軽量かと言われると、KLX230で134kg/KLX230Rでも115kgって重いかな。
KLX230Rですら軽量とは言い難く感じましたが、KLX230の重さは最たるものでした。

「オフロードでのファンライドを意識したモデルであり、初級から中級クラスのライダーに」
何基準かにもよりますが、初級はいいとしても中級って難しいですよね。
そもそも250ccであった訳ですし、キャブ車の方が単純に言ってパワーがありましたし、2サイクルだってあったんですから・・・扱いきれるかどうかではなく如何に楽しめるか求めるかって事なんじゃないかな?
2019.10.9 KLX230R試走DAIKI.jpg
「フロントサスペンションは挙動がしなやかな正立フォークですので、インナーチューブ径は標準的です。リアサスペンションはリンク式のモノサスですので路面追従性に期待できます。」
KLX230Rのサスペンションストローク長はKLX230よりも30mm程長いようなのでどうにかでしたが、KLX230は今回の様なコースではジャンプの着地でガツコンって底付きしてしまいます。
正立フォークであってもインナーカートリッジとか、リヤは別体のものが良かったかな(言い出したら限がないんですけど欲として)。

Google:2019.10.9 KLX230/KLX230R イワイサーキット試走

YouTube:Kawasaki 2020 New model【KLX230/KLX230R】代理店試乗会での初乗り【KLX230R】

試乗の最後にKLX230/KLX230Rそれぞれに対してのセールスポイント・トーク><ウィークポイントを10段階評価とともにアンケート用紙に記載して提出します(お仕事ですからね)。
以外にも真面目に記載している息子Daiの姿にビックリ、しかもそこそこ高評価(既に私より技術があり速く上手く走れるのに、これまた以外の回答です)。
【KLX230】
「総合6点=変にパワーがなく車重があってブレないので初心者でも乗り易い><少しバイクに乗れる人には物足りないと思うのと、サスペンションが柔らか過ぎるので危ない。」

前にも記述しましたが、確かに癖はないので乗り易いと表現出来るかも知れません。
ですが、車両重量134kgは19PS/19N・mのエンジンとしてはスペック的にも実感としても重いと思いますし、言う通りサスペンションが柔らか過ぎるので軽やかというより鈍重に感じます。
しかし、それは、今回の様なクローズドしかも狭い割に細かな尖がりジャンプが多いコースでは尚更というか当たり前の事ですよね、カテゴリーというか開発コンセプトが違いますからね。
市販車な訳ですから一般公道走行+軽い林道(ダート)走行、走破性よりも操作性/安定・安全性を基準とすれば然りな性能と言えるかも知れません。
サスペンションにしてもコシがあるよりも追従性がる方が、ある程度までであれば安定感があると言えると思います。
ですが、馬力とトルクはもう少し有るに越した事はないかな。
一般道での加速力と高速道路での最高速に巡航速度、一般道を試乗した訳ではないので確かではありませんが不足気味なのではないかと思ってしまいます。
あ、それと、ABSに関してですが、コースでは作動し過ぎて違和感を覚えました。
ダダダダダと小刻みに逃げていくので感覚的にズレが生じました。が、アスファルトでは?です。
そうそう、このエンジンにこの車重にこのサスペンションの割に車高=シート高は高いですね。
885mmって、250ccフルサイズですか?
サスが柔らかいので跨れば沈みはしますが、それこそ初級者とか特にその女性が乗る事を考えると難しいんじゃないでしょうか?(アフターパーツの車高下げパーツは必須かも知れません)
YouTube:Kawasaki 2020 New model【KLX230/KLX230R】代理店試乗会での最終走行模擬?

【KLX230R】
「総合8点=見た目は車高があり跨り難く感じるが、実際にはサスが沈むのであまり気にならない。ある程度の経験と理解があって乗れる人なら、フルパワー全開で乗れると思うのでサブバイクとして乗るには楽しいと思う><メインとして乗るバイクとしてはお勧めできない。少し値段が高いと思う(230も230Rもサスペンションを弄ったり変えたりすると思うと250ccと同じ価格になってしまいそう)。」

余談ですが、息子Dai(高校生)は普段KX250Fに乗っているものの、ライセンスなどはなくファンライダーですので、動画を参考にした上でアンケートをお読みください。

私の感想としても、一言で言うなれば[あり]だと思います。
市販モデルであるKLX230と比較してって話ですが、スペックにはないエンジンフィーリングの差があると思いました。
バランサーの有り無しでしょうか?直接的なパワーとは言えないかもですがレスポンスの良さに見合ったパワーとトルクが追従してくるように感じましたので素直に面白かったです。
サスペンションに関しましても、前述言いだしたら限がないのでファンライドとして充分だと思います。
ですが、やっぱりシート高が925mmって高くないですか?確かにサスは市販230程ではないにしろ沈み込みますがこの、サスでこのシート高って意味不明です(シート自体の厚み?)。
そんでもって、あと数キロ軽くして貰いたい。
5kg減らせれば、エンジンとサスとのバランス=パフォーマンスが向上すると思います(けど、そこが難しいのも分かります)。

【KLX230にしてもKLX230Rにしても】乗り易い・扱い易い=初級者~中級者向けファンライドって、ロースペック/ローパフォーマンスって事じゃないですよね、バランス=トータルコーディネイトの為せる業なんじゃないでしょうか?
そう言った意味では少し疑問を抱く部分もありますが、今の時代背景からすればベストなのかも知れませんね。
そもそもが、今回の試乗会にしても、試走じゃなくて試乗なんですよね。
漢字一文字の違いですが、意識の違いなのかも知れませんね。
[・・・かも知れません]を連呼してしまう辺り、ポジティブに成りきれていませんがネガティブな訳でもありません。
時代という言葉には、他メーカーの他機種との比較検討という意味も含まれていますから。
その辺りは皆さんも重々承知の事だと思います。
ただ、最後に一点、時代だからKawasaki Motor indonesiaってRpって・・・


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