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待望の390DUKEを試乗して [インプレ]

さてさて一拍置いて、KTM390DUKEの続編となります。

お昼を食べている間に、雨は小降りになり風も止んで、これならどうにか走れるかと、試乗開始です。
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とは言うものの雨が止んだ訳じゃなし、路面も勿論ウェットなので、注意して走ります。
タイヤだってブレーキだって、まだ当たりも付いてないでしょうから。
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まず外観からして、125/200DUKEと一味違う390DUKE。
オレンジフレームにオレンジホイール、デカールもこれでもかと”390”をアピール。
一際目を惹くフォルムに身を纏い・・・その走りに期待感が膨らみます。

実際に走りだしてみて、まず始めに気付いた事は、低速域でのトルク感です。
125/200DUKEのそれとは違い、明かに路面を捉えて、車体を前へ前へと加速させていきます。
回転数(パワーバンド)やクラッチワークなど、特に気にする必要は全くなし。
その上、7000回転位から更にグワッっと伸びてきます。
375cc44hpは伊達じゃない。
軽量コンパクトな車体に、トルクフル且つレスポンスの良いエンジン、正直に言って国産ミドルクラスの車両とは一線を画す走りの魅力を感じます。
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今回の試乗は一般道での走行でしたので、残念ながらハイスピード&ハードブレーキングを試す事は出来ませんでしたが、この感覚ならまず問題ないでしょう。
正直に言って、200DUKEのサスペンションにほんの少しだけ?(あくまでサーキットラン限定ですが)だったものですから、同じシャーシに390では無理があるのではと危惧していました。
ところがと言うか、流石にその辺りはしっかりとフォローされていました。
詳細はまだ分かりかねますが、前後サスペンションは390専用パーツとなっているようです。
合わせてタイヤもメッツラーM5が装着され、納得の変更が施されています。
ブレーキは共通なのですが、ブレーキングそのものに違和感を覚えた事はないので、問題なし。
ウェットな路面に於いても充分なパフォーマンスを魅せる390、是非ドライで試してみたいものです。

細かなところに目をやってみると、
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当り前ですが、エンジンassyのボリューム感に圧倒されます。
それと、他外装パーツ類が共通部品なのに対し、アンダーカウルは少々異なっているようです。
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更にチェックしていくと、腰下(125/200同様)のみならず腰上にもブローバイが設けてありますね。
ジェネレータカバーにはクランク回し用なのか、センターキャップが追加されています。
エキパイには、フレームとの干渉を避けるように凹みが・・・
目線をあげると、ハンドルウェイトがある事に気づきます。
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少し残念だった事は、割と簡単に折れてしまうペダル類が改良されていなかった事と、ステップホルダも変更されていな事ですね(気になる人は、社外品のアフターパーツを検討しましょう)。

などなどなのですが、
”遊ぶ””極める”という点に於いては、お勧めのモデルだと思います。
ここのところのKTMに対する評価として、[乗り易い]という言葉が多かったのですが、[面白い]といえるモデルは久々です。
対して’移動する’(高速道路)という点では、デメリットも・・・
何より悩ましいのは、125DUKE<200DUKE<390DUKEという単純な図式にはならないと事ですね、勿論<690DUKEでもありません。
この辺りは、徐々に検証していく事となるでしょう。
もひとつおまけに「販売:購入」という点で、7月後半にディリバリーが開始されるものの、入荷台数は限られており、既に予約で・・・という事も?
今年後半の追加オーダーが可能であれば、というところに期待するしかない現状なのか・・・?

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