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KLX110Lスイングアームベアリング [気になるアイテム]

久しぶりのKLX110Lカスタムパーツ紹介です。
今回は、スイングアームベアリングとなります。
勿論、以前から気になっていた部分ではありましたが、見て見ぬふりを決め込んでいました。
ご存じかも知れませんが、KLX110Lのスイングアームにはベアリングが挿入されておりません。
ベアリングの変わりにゴムダンパによるブッシュが採用されているのです。
コストダウンなのでしょうが、これでは本来のサスペンションの性能が発揮されませんよね。
1.jpg
ブッシュとカラーの組み合わせであれば、渋いものの動きはします。
でも、ゴムダンパでアウターレースとインナーレースが固定されていると、可動範囲が限定される上(限定はされるのですけど)抵抗が発生してしまいます。
アウターレース(一個の部品として)はスイングアーム本体に圧入され、インナーレース部分をトルクで締め付けてしまう訳ですから。
サスがストロークする度、ゴムダンパ部分が捩れる訳です。
この部分(効果?)もサスペンション機能の一部と捉えて設計されているならば、有なのかなと思はないでもないですが、そんな事はないでですよね、マニアルにも記載はないですし。
となると、この部分を本来のベアリングに交換する事で、サスの運動性は飛躍的に向上する筈です。
2.jpg
ただし、抵抗が無くなる訳ですから、リヤサスが柔らかくなったと勘違いしてしまうかも知れません。
本来の性能を引き出しているだけなのですが、ある意味違和感も。
BC試乗車の様に、リヤサス本体をリバルビングしてスプリングも交換してあるならば、デメリットよりもメリットの方が上回るであろうと想像出来ますが、純正ですと果たして・・・

などなどの事を踏まえ、今回採用したベアリングはといいますと、
3.jpg
ALL BALLSというメーカーのSwingArmBrg-SealKitです。
ラジアルベアリングにカラーとアウターシールというシンプルな構成部品です。
他海外メーカーでも、この手の部品は数種あるのですが、今回はこのメーカーをチョイスしてみました。
理由は簡単、シンプルだからです。
スラストベアリングがセットされている部品ですと、機能としては優れていますが耐久性やメンテナンス性が如何なものかと思いましたし、KLX110Lの場合何と言ってもスイングアームは一番外側に剥き出しとなりますから、砂・土などの進入を防止できる可能性の高いものの方がベストなのかと思います。
4.jpg
装着して試してみると、思っていた程の違いは分かりませんでした。
ノーマルであれば分かり易いかもしれませんが、BC試乗車ではサスとスプリングがしっかりし過ぎていて、ワンジーでは正直?
実際に試走してみない事には何とも言えませんが、期待感したいところですね。
試走のインプレは後日となりますので、お楽しみに。

ただし、装着に際して問題が無い訳ではありません。
構成部品のカラーと外側シールの厚み分だけ、シャフトの長さが足りません。
そのままでも付く事にはつきますがネジ山少なく不安が残ります。
それに、トルクで締めてしまうと、純正ゴムダンパ程の抵抗ではないにしろ動きが制限されてしまいます。
出来れば純正より5mm程長いシャフトを使用したいところですね(今回は薄めのセルフロックナットを使用してみましたが)。
販売するには、この辺りが課題となりそうです。
因みに、構成部品付属のナットは、ネジピッチが合わず使用出来ません。
シャフト長の問題にしても、このナットにしても、海外製品は何処まで信用していいのか分かりません。

余談ですが、純正のブッシュとの交換は、プレスなどの専用設備が無いと難しいと思います。
叩いて抜いて叩いて入れるのは無理かな。

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