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KLX110Lを遠心クラッチ化してみましたが [インプレ]

前頁で紹介したU.A.S.KawasakiのKLX110ショートモデルとか以前に国内販売されていたKLX110には、マニアルクラッチではなく自動遠心クラッチが装備されています。
現行モデルであるKLX110Lはマニアルクラッチ。

クラッチ操作が・・・
というところから敢えてマニアルクラッチを遠心クラッチに変更してみる事にしました。
KLX110にもKSR110にも共通で使えるマニアルクラッチキットは、多々アフターパーツとして販売されていますよね。
BCでも純正部品を流用した「マニアルクラッチキット」なるものを以前から用意しています。
(現在は構成部品を少し変更していますKLX110用KSR110用として)
KLX110&KSR110マニアツクラッチキットBC.jpg
なものですから、逆にマニアルクラッチを遠心クラッチに変更するのも容易だろうと思っていたのですが・・・思っていたほど簡単なものではありませんでした。
遠心クラッチをマニアルクラッチ化する際には問題にならなかったシフトチェンジが、逆は上手く作動しません。
チェンジドラムのカムが回転しないのです。
部品を交換してみたり戻してみたり試行錯誤して加工して、どうにか作動するに至りました。
遠心クラッチKLX110L.jpg
その後の耐久性耐/摩耗性/操作性、折り紙つきって訳ではありませんが・・・
実は確実性の高い方法もあるのですが、加工精度が要求されるので今のところ試してはおりません。
そもそもチェンジドラムそのものを、ボトムニュートラルのタイプに交換してしまえば何の問題もないと思いますが、その場合エンジン(腰下)を割らなければいけませんから・・・
費用もかかりますし、元に戻すのがまた同様となってしまいます。
遠心クラッチから初めて、車体の大きさ重さ取回しに慣れてきたところでマニアルクラッチに戻して、というのが狙いな訳ですから容易に戻せる事が重要となります。
KLX110L遠心クラッチ化.jpg
今回は新車から取外して保管しておいた部品を利用しましたので、ブラックのクラッチカバー(ちょっと高め)となりましたが、安価なシルバーでもPROのブラウンでも可です。
何れの場合に於きましても、「遠心クラッチ⇒マニアルクラッチ」よりも「マニアルクラッチ⇒遠心クラッチ」の方が手間と部品代がかかります。

今回はお話を頂いたからでありますし、サスペンション同様にBCでも試してみたいところでもありましたので工夫してみましたが、製品化というレベルではないかな?


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